32AM87|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
生理学・運動学細胞・筋・神経生理中枢神経機能・感覚・睡眠
下行性痛覚抑制系に含まれるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
下行性痛覚抑制系は、脳から脊髄へ向かって痛みの伝達を抑える仕組みです。
重要な中枢として、中脳水道灰白質を押さえます。
解説
痛覚は、末梢の侵害受容器から脊髄後角に入り、脊髄視床路などを上行して大脳へ伝えられます。
一方、下行性痛覚抑制系は、中枢から脊髄後角へ向かって痛みの伝達を抑制する経路です。中脳水道灰白質、延髄の縫線核、脊髄後角などが関係します。
中脳水道灰白質は、痛覚抑制に関わる重要な部位です。内因性オピオイドなどとも関係し、痛みの調節に重要です。
生理で見るポイント
痛覚の上行路は脊髄視床路、痛覚を抑える下行性経路では中脳水道灰白質が重要です。上行路と下行性抑制系を混同しないようにします。
選択肢の確認
1.後索核
誤り。
後索核は、触圧覚、振動覚、深部感覚などを伝える後索内側毛帯系に関係します。下行性痛覚抑制系の中心構造ではありません。
2.内側毛帯
誤り。
内側毛帯は、後索核から視床へ向かう上行性の感覚伝導路です。痛覚抑制の下行性経路ではありません。
3.脊髄視床路
誤り。
脊髄視床路は、痛覚や温度覚などを脊髄から視床へ伝える上行路です。痛覚を抑える下行性痛覚抑制系ではありません。
4.中脳水道灰白質
正しい。
中脳水道灰白質は下行性痛覚抑制系に含まれます。脳から脊髄へ痛覚抑制をかける仕組みに関係する重要部位です。
覚えるポイント
- 痛覚の上行路は脊髄視床路。
- 後索内側毛帯系は触圧覚、振動覚、深部感覚に関係する。
- 下行性痛覚抑制系では中脳水道灰白質が重要。
- 痛みは伝える経路だけでなく、抑える経路もある。