119B073|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科矯正学
予防矯正はどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: a
正答
a
この問題のポイント
予防矯正は、不正咬合が成立する前に原因を除去する処置です。乳歯列期の 咬頭干渉の除去が該当します。
解説
矯正処置は、予防矯正、抑制矯正、限局矯正、本格矯正などに整理されます。予防矯正は、正常な咬合発育を妨げる原因を早期に取り除き、不正咬合の発生を防ぐものです。乳歯の咬頭干渉を選択削合して機能性偏位を防ぐ処置が代表です。
すでに生じた開咬や下顎前突を成長期に改善する処置は抑制矯正、永久歯列のマルチブラケット治療や外科的矯正治療は本格的な治療です。
選択肢の確認
a.上下顎乳前歯の咬頭干渉の除去
正しい。
乳前歯の咬頭干渉を除去して機能性偏位や反対咬合の成立を防ぐ処置は予防矯正です。
b.歯齢ⅡC 期の開咬に対する筋機能療法の適用
誤り。
歯齢ⅡC期にすでに生じた開咬へ筋機能療法を行うのは、進行抑制・改善を目的とする抑制矯正に近い処置です。
c.顎間関係の不調和に対する外科的矯正治療の適用
誤り。
顎間関係の不調和に対する外科的矯正治療は、成立した骨格性不正咬合への本格治療です。
d.歯齢ⅢA 期の下顎前突に対するアクチバトールの装着
誤り。
歯齢ⅢA期の下顎前突にアクチバトールを装着するのは、成長を利用して不正咬合を改善する抑制矯正です。
e.永久歯列期のリップバンパーを併用したマルチブラケット装置の装着
誤り。
永久歯列期のマルチブラケット治療は成立した不正咬合を改善する本格矯正で、予防矯正ではありません。
覚えるポイント
- 予防矯正は不正咬合の発生前に原因を除去します。
- 咬頭干渉の早期除去が代表です。
- 成立した不正咬合の成長期治療は抑制矯正です。