72PM085第72回 臨床検査技師国家試験 過去問

ABO・RhD 血液型検査のカラム凝集像(別冊No. 16)を別に示す。 必要な追加検査はどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

オモテ・ウラ検査の一致とRhD判定を読み、D陰性時に必要な確認を判断します。

解説

カラム凝集像では、抗A・抗B・抗D・コントロールはいずれも陰性で、A1赤血球とB赤血球は陽性です。したがってABO型はO型で、RhD反応は陰性です。コントロールが陰性であるため判定系は成立しています。

RhD陰性と判定された場合は、定められた手順に従ってD陰性確認試験を行います。検体・試薬・操作の確認を含め、D陽性血の誤輸血を避けるために慎重な確定が必要です。

画像で見るポイント
抗A・抗B・抗D・コントロールでは赤血球がカラム底部に沈み陰性です。A1赤血球・B赤血球では上部に凝集が残り陽性で、O型のウラ検査に一致します。

選択肢の確認

1.スライド法
この所見で必要な追加検査ではありません。
スライド法はABO・RhD型を確認する標準的な追加検査ではなく、カラム法の結果から必要となる検査ではありません。

2.抗体解離試験
この所見で必要な追加検査ではありません。
抗体解離試験は赤血球に結合した抗体を解離して同定する場合などに用います。今回の所見から直ちに必要ではありません。

3.D 陰性確認試験
正答。必要な追加検査です。
抗D反応が陰性でコントロールも陰性であるため、D陰性確認試験を行ってRhD陰性を確定します。

4.不規則抗体同定検査
この所見で必要な追加検査ではありません。
不規則抗体同定検査は抗体スクリーニング陽性時に行います。この血液型判定像だけでは適応を示しません。

5.直接抗グロブリン試験
この所見で必要な追加検査ではありません。
直接抗グロブリン試験は赤血球に生体内で結合したIgGや補体を調べる検査であり、この所見の追加確認として最優先ではありません。

覚えるポイント

  • 画像はO型、RhD陰性を示します。
  • 抗D陰性・コントロール陰性ならD陰性確認試験を行います。
  • オモテ・ウラ検査の一致とコントロールを必ず確認します。
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