72PM083|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
HEp‑2 細胞を核材に用いた間接蛍光抗体法による抗核抗体の染色パターン(別冊 No. 15)を別に示す。 最も考えられるのはどれか。

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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
抗核抗体の蛍光パターンから、対応する自己抗体を推定します。
解説
画像では核内に細かな顆粒状の蛍光が散在するspeckled型が示されています。speckled型は抗RNP抗体、抗Sm抗体、抗SS-A/Ro抗体、抗SS-B/La抗体などでみられます。この選択肢では抗RNP抗体が最も適切です。
抗核抗体は陽性・陰性だけでなく、homogeneous、speckled、centromere、nucleolarなどの染色パターンを読むことで、追加すべき特異抗体検査を絞り込みます。
画像で見るポイント
核内全体に細かな顆粒状蛍光が散在し、核小体は明瞭に染まらないspeckled型です。離散した均一な点が並ぶcentromere型とは区別します。
選択肢の確認
1.抗 Jo‑1 抗体
誤りです。
抗Jo-1抗体は抗アミノアシルtRNA合成酵素抗体の一つで、細胞質型の染色を示しやすく、画像の核内speckled型とは一致しません。
2.抗 RNP 抗体
正答。最も適切です。
抗RNP抗体は核内speckled型を示します。混合性結合組織病〈MCTD〉などで高力価にみられます。
3.抗 dsDNA 抗体
誤りです。
抗dsDNA抗体ではhomogeneous型やperipheral型が代表的で、全身性エリテマトーデスとの関連が強い抗体です。
4.抗セントロメア抗体
誤りです。
抗セントロメア抗体では、間期核に多数の離散した点状蛍光を示すcentromere型となります。
5.抗ミトコンドリア抗体
誤りです。
抗ミトコンドリア抗体は細胞質に細顆粒状ないし網状の蛍光を示し、核内speckled型とは異なります。
覚えるポイント
- speckled型では抗RNP・抗Sm・抗SS-A/SS-Bなどを考えます。
- centromere型は多数の均一な点状蛍光です。
- 抗核抗体はパターンから特異抗体検査へつなげます。