72PM079第72回 臨床検査技師国家試験 過去問

免疫グロブリンで正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

免疫グロブリンの構造、抗原結合、パパイン分解、クラス決定部位を整理します。

解説

免疫グロブリンをパパインでヒンジ部より上側で切断すると、抗原結合能をもつFabフラグメント2個とFcフラグメント1個が得られます。FabにはH鎖・L鎖の可変部が含まれます。

抗原抗体反応は水素結合、静電気力、疎水性相互作用、van der Waals力など非共有結合の総和です。免疫グロブリンクラスはH鎖定常部の種類で決まります。

選択肢の確認

1.抗原との結合は共有結合による。
誤りです。
抗原と抗体の結合は主に非共有結合で可逆的です。共有結合ではありません。

2.H 鎖の可変部は C 末端側に存在する。
誤りです。
H鎖の可変部はN末端側にあります。C末端側は定常部です。

3.L 鎖の定常部ドメインは 2 つからなる。
誤りです。
L鎖は1つの可変ドメインと1つの定常ドメインからなり、定常部ドメインが2つではありません。

4.Fab フラグメントはパパイン処理で得られる。
正しいです。
パパイン処理によりFabフラグメントとFcフラグメントが得られます。

5.グロブリンクラスは L 鎖のイディオタイプで決定される。
誤りです。
IgG、IgA、IgM、IgD、IgEのクラスはH鎖定常部の種類で決まります。L鎖イディオタイプではありません。

覚えるポイント

  • パパインは2Fab+1Fcを作ります。
  • 抗原結合は非共有結合です。
  • 免疫グロブリンクラスはH鎖定常部で決まります。
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