72PM018|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
心窩部縦走査の超音波像(別冊No. 4)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。

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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
心窩部縦走査で見える上腹部臓器の位置関係と、消化管の超音波像を同定します。
解説
画像の矢印部は、肝左葉の背側に位置する胃です。胃壁は層構造を示し、内腔には内容物やガスによる不均一なエコーを認めることがあります。心窩部縦走査では、肝左葉を音響窓として胃、膵、大動脈などを観察します。
胆嚢は通常右上腹部で無エコーの嚢状構造として描出され、膵臓は胃のさらに背側で脾静脈などを指標に同定します。
画像で見るポイント
矢印部の壁の層構造と、肝左葉の直下にある位置関係から胃と判断します。
選択肢の確認
1.胃
正しいです。
矢印は肝左葉直下の消化管構造である胃を示しています。壁の層構造と内腔を確認します。
2.肝 臓
誤りです。
肝臓は画像の音響窓として広く描出されていますが、矢印が指す限局した管腔構造そのものではありません。
3.膵 臓
誤りです。
膵臓は胃の後方に位置する実質臓器で、脾静脈や上腸間膜動静脈を指標に同定します。矢印部とは異なります。
4.胆 囊
誤りです。
胆嚢は通常右肋骨弓下で無エコーの嚢状構造として描出されます。心窩部の矢印部とは位置・形態が異なります。
5.横行結腸
誤りです。
横行結腸も上腹部に描出され得ますが、画像の矢印部は胃の位置と壁構造に一致します。
覚えるポイント
- 心窩部縦走査では肝左葉を音響窓として胃や膵を観察します。
- 胃は肝左葉の背側、膵は胃のさらに背側に位置します。
- 消化管は壁の層構造、内腔ガス、蠕動を手掛かりに同定します。