71PM095第71回 臨床検査技師国家試験 過去問

生体内に照射された超音波の性質で正しいのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

超音波の周波数と波長・指向性・減衰の関係を理解します。

解説

超音波は周波数が高いほど波長が短くなり、ビームを細く絞りやすいため指向性が高くなります。その結果、浅部では高い空間分解能が得られますが、組織内減衰も大きくなり、深部観察には不利です。

軟部組織内の超音波は主として縦波として伝わります。反射波の周波数は静止境界では基本的に同じで、移動体ではDoppler shiftが生じます。

選択肢の確認

1.周波数が高いほど指向性が高い。
正しい。
周波数が高いほど波長が短く、ビームの指向性が高くなるため正しい記述です。

2.生体中では横波として伝播する。
誤り。
軟部組織中では主に縦波として伝播します。横波ではありません。

3.筋は肺より超音波の減衰が大きい。
誤り。
肺は空気と組織の音響インピーダンス差が大きく、超音波が強く反射・減衰します。筋より減衰が小さいわけではありません。

4.反射した超音波は周波数が減少する。
誤り。
静止した境界での反射では周波数は変化しません。移動する血球などでDoppler shiftが生じます。

5.周波数が低いほど超音波の減衰が大きい。
誤り。
一般に周波数が高いほど吸収・散乱による減衰が大きくなります。

覚えるポイント

  • 高周波は高分解能・高指向性・浅部向きです。
  • 低周波は減衰が少なく深部向きです。
  • 軟部組織では主に縦波です。
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