71PM076|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
血液培養で検出された場合、汚染菌である可能性が高いのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
血液培養で皮膚常在菌が検出された場合に、汚染か真の菌血症かを判断します。
解説
図選択肢2はCutibacterium acnesです。本菌は皮脂腺の多い皮膚に常在する嫌気性Gram陽性桿菌で、採血時にボトルへ混入して血液培養の汚染菌となることがあります。発育が遅く、複数セットのうち1本だけから遅れて検出された場合は汚染を疑います。
ただし、人工関節、人工弁、髄液シャントなど異物関連感染では真の起因菌となり得ます。菌種だけで決めず、陽性セット数、陽性化時間、採血部位、臨床症状を総合します。
検査室での判断ポイント
皮膚常在菌でも、複数セット陽性、早い陽性化、人工物留置、感染症状があれば真の菌血症を考えます。
選択肢の確認
1.Bacillus anthracis
誤り。
図選択肢1はBacillus anthracisです。重篤な炭疽の原因菌であり、検出時に単純な汚染菌とは扱いません。
2.Cutibacterium acnes
正しい。
図選択肢2はCutibacterium acnesです。皮膚常在菌で、血液培養の汚染菌となる可能性が最も高い選択肢です。
3.Enterococcus faecalis
誤り。
図選択肢3はEnterococcus faecalisです。菌血症、心内膜炎、尿路感染症などの原因となるため、検出時は臨床的意義を慎重に評価します。
4.Pseudomonas aeruginosa
誤り。
図選択肢4はPseudomonas aeruginosaです。血液培養からの検出は重篤な菌血症を示し得ます。
5.Staphylococcus aureus
誤り。
図選択肢5はStaphylococcus aureusです。少数セット陽性でも菌血症・心内膜炎を疑い、原則として重要な検出です。
覚えるポイント
- C. acnesは皮膚常在菌で汚染原因になり得ます。
- S. aureusや緑膿菌は血液培養で重要です。
- 汚染判定には陽性セット数と陽性化時間を使います。