71PM060|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
末梢血検査で赤血球数 200 万/μL、ヘモグロビン濃度 7.5 g/dL、ヘマトクリット 値 24.0%を認めた。 原因の特定に有用な検査項目はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
赤血球指数を計算して貧血を分類し、原因検索に必要な検査を選びます。
解説
まず平均赤血球容積〈MCV〉を計算します。
使う公式
MCV〈fL〉 = ヘマトクリット〈%〉 × 10 / 赤血球数〈百万/μL〉
代入
MCV = 24.0 × 10 / 2.00 = 120 fL
MCV 120 fLは大球性貧血を示します。大球性貧血、特に巨赤芽球性貧血の原因検索には葉酸とビタミンB12の測定が重要です。選択肢では葉酸が該当します。
計算のポイント
赤血球数200万/μLは2.00百万/μLとして式に代入します。
選択肢の確認
1.鉛
誤り。
鉛中毒はヘム合成障害による小球性または正球性貧血、好塩基性斑点と関連します。
2.葉 酸
正しい。
MCV 120 fLの大球性貧血であり、巨赤芽球性貧血の原因となる葉酸欠乏の評価が有用です。
3.フェリチン
誤り。
フェリチンは鉄貯蔵量を反映し、主に小球性の鉄欠乏性貧血の評価に用います。
4.エリスロポエチン
誤り。
エリスロポエチンは腎性貧血などの評価に用いますが、この大球性所見の第一の原因検索ではありません。
5.セルロプラスミン
誤り。
セルロプラスミンはWilson病などの銅代謝異常の評価に用います。
覚えるポイント
- MCV = Ht×10/RBCです。
- MCV 100 fL超は大球性貧血です。
- 巨赤芽球性貧血ではビタミンB12・葉酸を調べます。