71AM045第71回 臨床検査技師国家試験 過去問

組織標本作製において脱灰の適温が最も高いのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

脱灰液の速度と組織障害性から、許容される処理温度を比較します。

解説

酸を用いる脱灰法は速い一方、温度を上げると核染色性や抗原性が損なわれやすいため、通常は低温から室温で行います。EDTA法はCa2+をキレートして除く穏和な方法で、組織障害が少なく、選択肢中では最も高い温度条件を用いることができます。

EDTA法は時間がかかりますが、酵素活性、核酸、免疫組織化学的抗原の保持に優れます。

選択肢の確認

1.塩酸法
誤り。
塩酸法は迅速ですが、強酸による組織障害を避けるため高温処理には適しません。

2.硝酸法
誤り。
硝酸法も迅速な強酸脱灰で、過脱灰や染色性低下を起こしやすく、高温には不向きです。

3.トリクロロ酢酸法
誤り。
トリクロロ酢酸法は酸脱灰法であり、EDTA法ほど高温条件に適しません。

4.エチレンジアミン四酢酸〈EDTA〉法
正しい。
EDTA法はキレート作用による穏和な脱灰で、選択肢中で適温が最も高い方法です。

5.プランク・リクロ〈Plank‑Rychlo〉法
誤り。
Plank-Rychlo法は塩酸などを含む迅速脱灰液で、組織障害を避けるため高温処理には向きません。

覚えるポイント

  • EDTA脱灰は遅いが組織保存性に優れます。
  • 強酸脱灰は速いが過脱灰・染色性低下に注意します。
  • 免疫染色や核酸検査にはEDTAが有利です。
71AM04471AM046
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