71AM030|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
蛋白で誤っているのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
金属・ビタミン輸送蛋白と、1分子が結合できる量を整理します。
解説
トランスフェリンは血中で鉄を運搬する糖蛋白で、1分子に**2個のFe3+**を結合できます。「約3,000個」は誤りで、これは多数の鉄を貯蔵できるフェリチンと混同した記述です。
セルロプラスミンは銅を運搬し、フェリチンは肝・脾・骨髄などに分布して鉄を貯蔵します。トランスサイレチンはレチノール結合蛋白と複合体を形成し、ビタミンA輸送に関与します。
選択肢の確認
1.セルロプラスミンは銅を運搬する。
記述としては正しいです。
セルロプラスミンは血中銅の大部分を運搬し、フェロキシダーゼ活性も持ちます。
2.フェリチンは肝臓に多く分布している。
記述としては正しいです。
フェリチンは鉄貯蔵蛋白で、肝臓などに多く分布します。
3.トランスサイレチンはビタミン A の代謝に関与する。
記述としては正しいです。
トランスサイレチンはレチノール結合蛋白を安定化し、ビタミンA輸送に関与します。
4.レチノール結合蛋白の血中半減期は約 12 時間である。
記述としては正しいです。
レチノール結合蛋白は血中半減期が短く、約半日程度で短期栄養指標にも用いられます。
5.トランスフェリンは 1 分子に約 3,000 個の鉄原子を含有する。
正答。記述としては誤りです。
トランスフェリンが結合する鉄は1分子当たり2個です。約3,000個という記述が誤りです。
覚えるポイント
- トランスフェリン1分子は鉄2個を結合します。
- フェリチンは鉄の貯蔵、トランスフェリンは鉄の運搬です。
- RBPとトランスサイレチンは短期栄養評価に関係します。