70PM058|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
免疫組織化学染色で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
免疫組織化学の切片、内因性酵素阻害、抗体選択、発色を整理します。
解説
免疫組織化学ではホルマリン固定パラフィン包埋切片を広く使用します。ペルオキシダーゼ標識法では、組織内の内因性ペルオキシダーゼによる偽陽性を防ぐため、過酸化水素加メタノールなどで阻害します。
抗体反応中は切片を乾燥させず湿潤状態に保ちます。二次抗体は一次抗体を作製した動物種の免疫グロブリンを認識する、別動物種由来の抗体を用います。DABはペルオキシダーゼ反応で茶褐色に発色します。
ひっかけポイント
一次抗体反応後の乾燥は非特異染色や背景上昇の原因になります。
選択肢の確認
1.ホルマリン固定パラフィン包埋切片は使用できない。
誤り。
ホルマリン固定パラフィン包埋切片は免疫組織化学で広く用いられます。必要に応じ抗原賦活化を行います。
2.内因性ペルオキシダーゼ活性の阻害に過酸化水素加メタノールを用いる。
正しい。
内因性ペルオキシダーゼ活性は過酸化水素加メタノールなどで阻害するため、正しい記述です。
3.一次抗体反応後は洗浄して十分に乾燥させる。
誤り。
一次抗体反応後も切片を乾燥させず、洗浄後は湿潤状態で次工程へ進めます。
4.二次抗体は一次抗体と同じ動物種の抗血清を用いる。
誤り。
二次抗体は一次抗体と同じ動物種ではなく、一次抗体の動物種に対する抗体を別動物種で作製します。
5.ジアミノベンチジンでは赤色に発色される。
誤り。
DABは茶褐色に発色します。赤色発色ではありません。
覚えるポイント
- 内因性ペルオキシダーゼは過酸化水素で阻害します。
- 切片は反応中に乾燥させません。
- DABは茶褐色に発色します。