70PM056|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
うっ血と関係ないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
慢性うっ血で生じる代表的肉眼・組織所見と、炎症性偽膜を区別します。
解説
うっ血は静脈血の流出障害による受動的充血です。慢性肺うっ血ではヘモジデリンを貪食した心臓病細胞、全身ではチアノーゼ、慢性肝うっ血ではにくずく肝、慢性脾うっ血ではGamna-Gandy結節がみられます。
偽膜は壊死物質、フィブリン、炎症細胞などが粘膜表面に形成する膜状物で、偽膜性大腸炎やジフテリアなど炎症・壊死に関係します。うっ血の所見ではありません。
覚え方
肺は心臓病細胞、肝はにくずく肝、脾はGamna-Gandy結節です。
選択肢の確認
1.偽 膜
正答。該当しません。
偽膜は炎症・壊死により形成される膜状物で、うっ血とは関係しません。
2.心臓病細胞
該当します。
心臓病細胞は慢性肺うっ血で出現するヘモジデリン貪食マクロファージです。
3.チアノーゼ
該当します。
チアノーゼは還元ヘモグロビン増加による青紫色調で、静脈うっ血でみられます。
4.にくずく肝
該当します。
にくずく肝は右心不全などによる慢性肝うっ血の肉眼像です。
5.ガムナ・ガンディ〈Gamna‑Gandy〉結節
該当します。
Gamna-Gandy結節は慢性脾うっ血で生じる鉄・線維化を伴う小結節です。
覚えるポイント
- 偽膜はうっ血ではなく炎症・壊死に関係します。
- 慢性肺うっ血は心臓病細胞です。
- 慢性肝うっ血はにくずく肝、脾うっ血はGamna-Gandy結節です。