70PM012|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
慢性腎不全で上昇するのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
慢性腎不全で低下する腎機能と、体内に蓄積して上昇する物質を整理します。
解説
慢性腎不全では糸球体濾過量が低下し、腎から排泄される尿素、クレアチニン、尿酸、リンなどが体内に蓄積します。このため血清尿酸は上昇します。
一方、腎で産生されるエリスロポエチンが低下して腎性貧血を起こし、1α水酸化による活性型ビタミンD3産生も低下します。蛋白尿や栄養障害を伴えば血清総蛋白・アルブミンは低下し得ます。
病態をつなげるポイント
「排泄できない物質は上昇」「腎が作るホルモンは低下」と整理します。
選択肢の確認
1.血清尿酸
正しい。
尿酸排泄が低下するため血清尿酸は上昇し、正答です。
2.血清総蛋白
誤り。
血清総蛋白は上昇するとは限らず、蛋白尿、炎症、低栄養などで低下することがあります。
3.糸球体濾過量
誤り。
糸球体濾過量は腎機能低下に伴って低下します。
4.血清エリスロポエチン
誤り。
腎間質でのエリスロポエチン産生が低下し、正球性正色素性貧血の原因になります。
5.血清活性型ビタミン D3
誤り。
腎でのビタミンD活性化が低下するため、血清活性型ビタミンD3は低下します。
覚えるポイント
- 慢性腎不全では尿酸・尿素・クレアチニンが蓄積します。
- GFR、エリスロポエチン、活性型ビタミンD3は低下します。
- 腎性貧血とCKD-MBDを病態として結び付けます。