70AM095第70回 臨床検査技師国家試験 過去問

ヤング率〈縦弾性率〉が最も大きいのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

ヤング率は、同じひずみを生じさせるのに必要な応力が大きいほど高く、変形しにくいことを表します。

解説

ヤング率は応力をひずみで割った値で、材料・組織の剛性を示します。腱は平行に配列したⅠ型コラーゲン線維を豊富に含み、引っ張り方向への変形に強いため、選択肢中でヤング率が最も大きいです。

筋、腸管、動脈、肺胞は機能上ある程度伸展する必要があり、腱ほど高い引張剛性を持ちません。測定方向によって値が変わる異方性にも注意します。

選択肢の確認

1.筋(引っ張り)
この条件では最も適切ではありません。
筋は収縮・伸展する組織で、引っ張り方向のヤング率は腱より小さいです。

2.腱(引っ張り)
正答。最も適切です。
腱は密なコラーゲン線維束からなり、引っ張り方向のヤング率が最も大きいです。

3.大腸(円周方向)
この条件では最も適切ではありません。
大腸壁は伸展性を持ち、円周方向でも腱ほど高い剛性ではありません。

4.動脈(円周方向)
この条件では最も適切ではありません。
動脈は弾性線維と平滑筋を含み、拍動に応じて伸展するため、腱よりヤング率は小さいです。

5.肺胞(拡張方向)
この条件では最も適切ではありません。
肺胞は呼吸に伴って拡張する柔らかい構造で、ヤング率は小さいです。

覚えるポイント

  • ヤング率が大きいほど変形しにくいです。
  • 腱はⅠ型コラーゲンが豊富で引張剛性が高いです。
  • 生体組織では測定方向によって物性が変わります。
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