70AM029|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
水、10 mg/dL 標準液、血清の終点分析法における反応終了後の吸光度を測定し たところそれぞれ 0.02、0.30、0.16 であった。 血清中に含まれる物質の濃度[mg/dL]で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
ブランク吸光度を差し引いてから、標準液との比例計算を行います。
解説
終点分析では、水の吸光度を試薬ブランクとして、標準液と血清の吸光度から差し引きます。
標準液の正味吸光度 = 0.30 − 0.02 = 0.28
血清の正味吸光度 = 0.16 − 0.02 = 0.14
濃度は正味吸光度に比例するため、
血清濃度 = 10 mg/dL × 0.14 / 0.28
= 10 × 0.5
= 5.0 mg/dL
したがって正答は5.0です。
計算のポイント
標準液だけでなく検体からも同じブランク値を差し引きます。
選択肢の確認
1.5.0
正しい。
ブランク補正後の比は0.14/0.28 = 0.5であり、10 mg/dLの半分となるため5.0が正しいです。
2.5.2
誤り。
5.2はブランク補正後の比例計算から得られません。
3.5.4
誤り。
5.4は正味吸光度の比と一致しません。
4.5.6
誤り。
5.6は水の吸光度を正しく差し引いた結果ではありません。
5.8
誤り。
5.8はブランクを無視したり、誤った比を用いた場合に近い値ですが、正しい計算結果ではありません。
覚えるポイント
- 吸光度は試薬ブランクを差し引いて比較します。
- 濃度 = 標準濃度 × 検体正味吸光度 / 標準正味吸光度です。
- 今回の正味吸光度は標準0.28、検体0.14です。