39PM60|第39回 臨床工学技士国家試験 過去問
ファイアウォールの役割で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、ファイアウォールの役割を理解しているかが問われています。
ファイアウォールは、ネットワークの境界で通信を監視し、許可された通信だけを通し、不正なアクセスや不要な通信を遮断する仕組みです。
解説
ファイアウォールは、外部ネットワークと内部ネットワークの間などに設置され、通信の通過可否を制御します。
たとえば、次のような条件をもとに通信を許可または遮断します。
- 送信元IPアドレス
- 宛先IPアドレス
- ポート番号
- 通信プロトコル
- 通信の方向
- 通信内容やセッション状態
ファイアウォールの主な目的は、外部からの不正アクセスや不要な通信を遮断し、内部ネットワークを保護することです。
医療機関では、電子カルテ、医療情報システム、検査システム、医療機器ネットワークなどを扱うため、ネットワークセキュリティは非常に重要です。ファイアウォールは、情報漏えいや不正侵入を防ぐ基本的な対策の一つです。
ひっかけポイント
ファイアウォールは、ウイルスそのものを検出する装置ではありません。通信の出入口でアクセス制御を行うものです。ウイルス検出はウイルス対策ソフト、暗号化はVPNやTLSなどの仕組みと区別します。
選択肢の確認
1.誤り。
OS の自動更新は、OS の脆弱性を修正して安全性を保つための機能です。ファイアウォールの主な役割ではありません。
2.誤り。
通信情報の暗号化は、通信内容を第三者に読まれにくくする仕組みです。代表例として VPN や TLS などがあります。ファイアウォールの主な役割は暗号化ではなく通信の制御です。
3.正しい。
ファイアウォールは、通信を監視し、設定されたルールに基づいて不正なアクセスを遮断します。ネットワーク防御の基本的な仕組みです。
4.誤り。
コンピュータウイルスの検出は、主にウイルス対策ソフトやエンドポイントセキュリティ製品の役割です。ファイアウォールは通信を制御しますが、ウイルス検出そのものが主目的ではありません。
5.誤り。
悪意のあるソフトウェアの実行防止は、主にウイルス対策ソフト、EDR、OS の実行制御機能などの役割です。ファイアウォールは通信の許可・遮断を担当します。
覚えるポイント
- ファイアウォールは不正なアクセスの遮断を行います。
- 通信の送信元、宛先、ポート番号、プロトコルなどをもとに制御します。
- OS の自動更新は脆弱性対策です。
- 通信の暗号化は VPN や TLS などと関連します。
- ウイルス検出やマルウェア実行防止は、ウイルス対策ソフトやエンドポイント対策と区別します。
- 医療情報システムでは、機密性、完全性、可用性を守るためにネットワーク境界の防御が重要です。