38PM55|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
図の回路の論理式はどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、論理回路図から論理式を読み取れるかが問われています。
図では、まずAとBがANDゲートに入力されています。その出力とCが、次のゲートに入力されています。
最後のゲートの出力側には小さな丸が付いています。この丸は否定を表します。
したがって、回路全体は、
- AとBをANDする
- その結果とCをANDする
- 最後に全体を否定する
という流れです。
つまり、
- X = ¬(A・B・C)
となります。
解説
左側のゲートはANDゲートです。入力がAとBなので、左側ゲートの出力は次のようになります。
- A・B
次に、このA・BとCが右側のゲートに入力されます。右側のゲートの形もANDゲートですが、出力側に小さな丸が付いています。
論理回路では、出力側の小さな丸は反転、つまりNOTを意味します。
そのため、右側のゲートはANDの結果を反転するNANDゲートとして働きます。
右側ゲートに入る信号は、
- A・B
- C
なので、ANDの部分は、
- A・B・C
です。
これが出力側で反転されるため、
- X = ¬(A・B・C)
となります。
これは、「A、B、Cがすべて1のときだけXが0になり、それ以外ではXが1になる」論理です。
図で見るポイント
最後のゲートの出力端子にある小さな丸を見落とさないことが重要です。この丸があるため、単なるANDではなく、ANDの出力を反転するNANDになります。
ひっかけポイント
入力A、B、Cそれぞれに否定が付いているわけではありません。否定が付いているのは、最後のゲートの出力全体です。
選択肢の確認
1.誤り。
AとB・C̄をORする式になっています。図にはORゲートはなく、Cだけを否定する回路でもありません。
2.誤り。
A、B、C̄をORする式になっています。図ではOR演算ではなく、AND演算の後に出力全体を否定しています。
3.誤り。
A、B、Cをそれぞれ否定してからANDする式です。図にはA、B、Cそれぞれの入力にNOTゲートはありません。
4.誤り。
A、B、C̄をANDする式です。Cだけを否定する回路ではなく、A・B・C全体を最後に否定します。
5.正しい。
図の回路は、AとBをANDし、その結果とCをANDした後、最後に出力を反転しています。したがって、XはA・B・C全体の否定を表す式になります。
覚えるポイント
- ANDゲートは「・」で表します。
- 出力側の小さな丸は否定を表します。
- ANDゲートの出力に丸が付くとNANDゲートです。
- この回路は X = ¬(A・B・C) と読めます。
- 否定が「入力に付いている」のか「出力全体に付いている」のかを必ず確認します。