R07B125|令和7年度 准看護師試験 過去問
「毎朝決まって玄関付近に立つ」という特徴的な状態がみられる認知症はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、認知症の種類ごとの特徴が問われています。
「毎朝決まって玄関付近に立つ」のように、同じ行動を決まった時間や場所で繰り返す状態は、常同行動として考えます。これは前頭側頭型認知症でみられやすい特徴です。
解説
前頭側頭型認知症は、前頭葉や側頭葉の障害により、人格変化、脱抑制、感情の鈍麻、同じ行動の反復、社会的に不適切な行動などがみられます。
「毎朝決まって玄関付近に立つ」という行動は、意味のない同じ行動を繰り返す常同行動として理解します。前頭側頭型認知症では、記憶障害よりも行動や性格の変化が目立つことがあります。
ひっかけポイント
認知症の問題では、アルツハイマー型の記憶障害、レビー小体型の幻視、血管性のまだら認知症、前頭側頭型の常同行動を区別します。
准看護師としては、行動を強く否定するのではなく、安全を守りながら本人の不安や生活リズムを観察します。家族の負担にも配慮し、多職種で支援します。
選択肢の確認
1.レビー小体型
誤り。
レビー小体型認知症では、幻視、認知機能の変動、パーキンソン症状、レム睡眠行動障害などが特徴です。常同行動が中心となるこの問題の状態とは異なります。
2.アルツハイマー型
誤り。
アルツハイマー型認知症では、近時記憶障害から始まることが多く、見当識障害や実行機能障害が進行します。決まった行動の反復が特徴として最も問われるのは前頭側頭型です。
3.血管性
誤り。
血管性認知症では、脳血管障害に関連して段階的に悪化したり、障害部位により症状にむらが出たりします。常同行動を最も特徴づける選択肢ではありません。
4.前頭側頭型(ピック病)
正しい。
前頭側頭型認知症では、常同行動、脱抑制、人格変化、社会的行動の変化がみられます。「毎朝決まって玄関付近に立つ」という反復的な行動は、この特徴に合います。
覚えるポイント
- 前頭側頭型認知症では、常同行動や人格変化が目立ちます。
- レビー小体型では、幻視やパーキンソン症状が重要です。
- アルツハイマー型では、近時記憶障害が典型的です。
- 血管性認知症では、段階的悪化や症状のむらに注意します。