R05A147令和5年度 准看護師試験 過去問

精神看護精神疾患の理解思考障害

思考の障害とその説明の組合せで、正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、思考障害の用語と説明の対応が問われています。

思考制止、関係妄想、強迫観念、連合弛緩は、似ているようで意味が異なります。

解説

強迫観念とは、自分でも不合理だ、やめたいと思っている考えが、反復的に頭に浮かんでくる状態です。たとえば、「手が汚れているのではないか」という考えが何度も浮かぶなどです。

思考制止は、思考の進み方が遅くなり、考えがまとまりにくくなる状態です。うつ状態でみられることがあります。「思考が途切れる」は思考途絶に近い説明です。

関係妄想は、周囲の出来事を自分と関係づけて考える妄想です。「テレビで自分のことを言っている」などが例です。「誰かに追いかけられる」は被害妄想や追跡妄想に近い説明です。

連合弛緩は、思考のまとまりがゆるみ、話のつながりがわかりにくくなる状態です。「次々と考えが思い浮かんで多弁になる」は観念奔逸に近い説明です。

精神看護のポイント
妄想や強迫観念を訴える患者には、内容を強く否定して説得するよりも、不安や苦痛を受け止めます。安全に関わる内容があれば速やかに共有します。

選択肢の確認

1.思考制止 思考が途切れる。
誤り。
思考制止は思考の進み方が遅くなる状態です。思考が途切れるのは思考途絶に近い説明です。

2.関係妄想 自分が誰かに追いかけられる。
誤り。
関係妄想は周囲の出来事を自分と関係づける妄想です。誰かに追いかけられるという内容は被害妄想や追跡妄想に近いです。

3.強迫観念 不合理だとわかっている考えが反復的に頭に浮かんでくる。
正しい。
強迫観念は、不合理だとわかっていても反復的に頭に浮かび、苦痛を伴う考えです。

4.連合弛緩 次々と考えが思い浮かんできて多弁になる。
誤り。
連合弛緩は思考のつながりがゆるみ、話がまとまりにくくなる状態です。次々と考えが浮かび多弁になるのは観念奔逸に近いです。

覚えるポイント

  • 強迫観念は不合理だとわかっていても反復する考えである。
  • 思考制止は思考が遅くなる状態である。
  • 関係妄想は周囲の出来事を自分と関係づける妄想である。
  • 連合弛緩は話のつながりがゆるむ状態である。
  • 妄想や強迫観念では不安を受け止め、安全を確認する。
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