R05A145令和5年度 准看護師試験 過去問

精神看護発達障害・パーソナリティADHD・注意欠陥多動症

発達障害について、正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、発達障害の特徴が問われています。

発達障害には、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、限局性学習症、知的障害などが含まれます。それぞれの特徴を区別します。

解説

注意欠如・多動性障害、ADHDでは、不注意、衝動性、多動性が主症状です。忘れ物が多い、集中が続きにくい、順番を待てない、落ち着きなく動くなどがみられることがあります。

知的障害は、知的機能と適応機能の発達に制限がある状態です。適切な養育を受けられなかったことだけが原因で起こるものではありません。本人や家族を責めるような理解は避けます。

自閉スペクトラム症では、対人コミュニケーションや社会的相互作用の困難、興味や行動の偏り、感覚過敏などがみられることがあります。コミュニケーションの障害がみられないという説明は誤りです。

発達障害のすべてに広汎な知的障害がみられるわけではありません。知的能力に大きな遅れがない場合もあります。

小児・精神看護のポイント
発達障害では、本人の努力不足と決めつけず、環境調整、見通しの提示、具体的な声かけを行います。家族の困りごとを聴き、多職種と連携します。

選択肢の確認

1.知的障害(精神遅滞)は、適切な養育を受けられなかったことが原因で起こる。
誤り。
知的障害はさまざまな要因で起こります。養育だけを原因とする説明は誤りであり、家族を責める理解につながります。

2.自閉症スペクトラム障害(自閉スペクトラム症)では、コミュニケーションの障害はみられない。
誤り。
自閉スペクトラム症では、社会的コミュニケーションや対人関係の困難がみられることがあります。

3.広汎な知的障害がみられる。
誤り。
発達障害のすべてで広汎な知的障害がみられるわけではありません。知的発達が保たれる場合もあります。

4.注意欠如・多動性障害(ADHD)では、不注意・衝動性・多動性の 3 つを主症状とする。
正しい。
ADHDでは、不注意、衝動性、多動性が主症状です。

覚えるポイント

  • ADHDは不注意、衝動性、多動性が主症状である。
  • 自閉スペクトラム症ではコミュニケーションの困難がみられる。
  • 発達障害は養育だけが原因ではない。
  • 発達障害では知的障害を伴わない場合もある。
  • 環境調整と具体的な支援が重要である。

関連問題

R05A144R05A146
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)