33PM125|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
経絡経穴概論奇穴・小児灸・安全取穴中風七穴・小児斜差の灸・肺損傷・臓器損傷
直刺で刺入した場合、肺までの距離が最も短いのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
胸背部経穴への直刺で、体表から胸膜・肺までの距離を比較する安全性の問題です。譩譆は聴診三角に近く筋層が薄いため、選択肢の中で肺までの距離が最も短いと判断します。
解説
選択肢2は譩譆に相当し、足の太陽膀胱経に属します。譩譆は第6胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸に位置し、僧帽筋外側縁・広背筋上縁・肩甲骨内側縁で囲まれる聴診三角の付近にあります。この領域は筋層が比較的薄く、直刺では胸膜・肺へ到達する距離が短いため、気胸の危険に特に注意します。
胸背部では体格や筋厚に個人差があり、肩井・肺兪・大杼にも肺・胸膜損傷の危険があります。国家試験では譩譆が最短と整理し、実際の施術では胸郭へ向かう不適切な深刺を避けます。
選択肢の確認
1.肩井:誤り。肩井は肩上部にあり、深部の肺尖・胸膜頂に注意する経穴です。ただし本問の比較では、聴診三角付近の譩譆より肺までの距離が長いとされます。
2.䋪䋨:正しい。この選択肢は譩譆に相当します。譩譆は第6胸椎の高さ、後正中線外方3寸で、筋層の薄い聴診三角付近にあるため、直刺時の肺までの距離が最も短く正しいです。
3.肺兪:誤り。肺兪は第3胸椎の高さ、後正中線外方1寸5分にあり、深刺では気胸に注意しますが、本問の比較では譩譆ほど肺に近くありません。
4.大杼:誤り。大杼は第1胸椎の高さ、後正中線外方1寸5分にあり、上背部への深刺に注意しますが、本問の比較では最短ではありません。
覚えるポイント
- 譩譆は第6胸椎の高さ、後正中線外方3寸。
- 譩譆は筋層が薄い聴診三角付近にある。
- 胸背部への不適切な深刺は気胸の原因になる。
- 肩井・肺兪・大杼も胸膜への安全配慮が必要。